目次

まえがき

第１章　アメリカから帰国した僕が就いた職業は「派遣のヘルプデスク」だった

徳島から見れば東京もロサンゼルスも一緒
ロスから車で２時間、サンタバーバラの語学学校へ入学
23歳の帰国、派遣で働くという選択
派遣社員で大塚製薬のヘルプデスクに
死にものぐるいでやった仕事が全否定される
派遣社員を低く見る人がいる現実
たった１人のヘルプデスク
外部エンジニアの先輩に助けられる
いつの間にか社内の有名人に

第２章　ロックスターになりたかった僕のアメリカ時代の話

孤独なロン毛のメタル小僧
高くなかった渡米へのハードル
人生を自力で切り開く喜びを知る
「お金が欲しい！」も抜け道で
コンピューターの達人、イズマエルと組む
最初はボランティアだったコンピューター修理
音楽よりもコンピューターに没頭
９・11テロで全ての道にシャッターが降りた
アメリカとつながっていたくて始めた古着屋ビジネス

第３章　「派遣社員」が出世するたった１つの方法

ブロークンイングリッシュという“錯覚資産”
コピペ＆パクリ英語術
社会人になって急に上達した英語
気づけばグローバル会議の中核に
親友・レイフとの出会い
世界の最新IT事情の翻訳係
自前サーバーのクラウド化を提案
日本人社員たちの猛反対
外資系企業は日本の10倍、学歴主義
腐ってしまった先にあった光明

第４章　日本の会社で提案を通すために必要な「根回し2.0」

出世のカギは“丸投げ現象”
週に２〜３回は外部の人に会う
３万円の靴と10万円のスーツ
アメリカかぶれが、ようやく抜けた
「根回し2.0」を身につける
自分ではなく他人の手柄
「根回し2.0」が通用しない……
再び不満が“日本人”に向かう
僕の頑張りを見てくれている人がいる

第５章　契約社員として年収1000万円を突破したけれど……

自分の身体の限界を知る
ソリの合わなかった上司
“同調”しているように見せて相手を説得する技術
鬼コーチによるプレゼンの猛特訓
仕事の主語が変わると見える世界も変わる
30歳で年収が1000万円を突破
地元・徳島に帰省して感じた違和感
結婚を考えていた彼女に「家柄」を理由に振られる

第６章　上海万博出展に参画。そしてついに正社員に

上海万博プロジェクトに参加する
タイムマシン戦略
千載一遇のチャンス到来
驚異的な外資エリートコンサルタントたち
羅針盤を掲げて米国へ乗り込む
日米IT首脳会議
会議を終えて
悩んだ末、僕は正社員になった
正社員という「エンドロール」
逃げの独立・追求の独立
次の“アメリカ”を見つけたい

第７章　“最強チーム”で世界を駆け巡る

社長から命じられた大仕事
IT目線ではなく、ビジネス目線へ
世界から有志を集めて最強チームを組成
爆速作戦！
「その調子で頑張れ！」
強い絆で結ばれた仲間
世界のどこへ行っても僕たちは最強だった

第８章　入社10年で大塚倉庫の執行役員に抜擢

グループ会社の支援
転機は突然やってくる
都会の街並みから、船舶が往来する埠頭へ
火中の栗を拾う
「あとは俺らがなんとかやるから、頑張れ」
仕事で流したただ一度の涙
一世一代の大仕事で燃え尽きた
一心同体
旅立ちの時
Subject：お礼

あとがき

著者

二宮英樹（にのみや・ひでき）
1979年徳島県生まれ。高校卒業後、ミュージシャンを目指して米国に渡るが挫折。2001年に帰国。大塚製薬株式会社に派遣のヘルプデスクとして入社。上海万博出展などに携わり、またグローバルIT組織構築をグローバルリーダーとして推進。大塚倉庫株式会社 執行役員IT担当を経て独立。N&A株式会社代表取締役、株式会社オリエント代表取締役。情報セキュリティ戦略構築、組織づくり支援、教育等、各種コンサルティングを提供。特に欧米の高度セキュリティ・ソフトウェア開発の人材ネットワークを構築、国内外の企業に情報セキュリティ関連サービスを提供。