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過去20年の「2月」の為替市場の値動きを徹底的に検証!
2026年2月のFXトレードで使える「アノマリー」を探せ!
為替市場には、さまざまな「アノマリー」が存在します。「アノマリー」とは、理由や要因が明確にあるわけではないが、なぜかそうなりやすい現象のことです。たとえば、バケーションシーズンで海外旅行に行く人が増えることによる外貨への両替需要、グローバル企業の決算時期や輸出・輸入企業などの実需の動きなどが影響して、例年、決まった時期に特定の通貨が買われやすい傾向などがあると考えられています。
特に有名なアノマリーとして、「ゴトー日(5・10日)アノマリー」があります。これは、金融機関が顧客に適用するその日のレートを決める日本時間午前10時ごろの「仲値」に向けて、特にグローバル企業の決済が集中しやすい5や10のつく日は米ドルが買われて円安になりやすい傾向にあるというもので、この動きを利用した「仲値トレード」と呼ばれる取引手法は一部のFXトレーダーから注目されています。
この連載では、為替市場の過去の値動きデータを月ごとに検証して、上記のような「アノマリー」を探しています。今回は過去の「2月」のデータを集計して、2026年2月のFXトレードで活用できる「アノマリー」を探してみました。
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2月は高スワップで人気のトルコリラ/円で、「トルコリラ安・円高」に
なる可能性が高い! 全体的に「ユーロ安」になりやすい傾向にも注目
はじめに、月足の統計データで2月のアノマリーを確認していきましょう。
下の表は主要通貨ペアの過去20年間の月足を調べた中から、2月に注目したい通貨ペアの、「陽線」の出現回数と「陰線」の出現回数をまとめたものです。

これを見ると、2月はトルコリラ/円で陰線の出現回数が15回と、陽線の出現回数を大きく上回る「トルコリラ安・円高」のアノマリーがあります。
トルコリラ/円は買いポジションを保有すると、高い金利水準のスワップポイントを受け取れる、日本のFXトレーダーに人気の通貨ペアです。全体的な円安地合いもあり、ここ数カ月のトルコリラ/円は下値が限定的な動きを見せていますが、トルコリラは対米ドルで史上最安値を更新し続けていて、トルコリラ安が止まったとは言えない状況です。
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そのため、スワップポイント狙いでトルコリラ/円の買いポジションを持っている人は、特に注意が必要です。
また、ユーロ/スイスフランも陰線の出現回数が15回と、2月に「ユーロ安・スイスフラン高」アノマリーがあります。ほかにもユーロ/米ドルは13回、ユーロ/円は12回と、陰線の出現回数が陽線の出現回数を上回っていて、全体的に「ユーロ安」になりやすい傾向が確認できるため、こちらにも注目しておきましょう。
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日足では「3日・9日・12日の円安」に注目! 過去20年の月足では陰線の
出現回数が上回るが、米国債の大量償還に伴う円高アノマリーは確認できず
次は日足の統計データの中から、2月に注目したいアノマリーを紹介します。
下の表は、過去20年間における日本円が絡んだ主要な通貨ペアの2月の日足を数え、日別の「陽線」の出現確率をまとめたものです。確率が高ければ陽線になりやすく、確率が低ければ陰線になりやすい傾向があると考えられます。なお、出現確率は直近10年間の動向に比重を置いた加重平均です。

これを見ると、3日の豪ドル/円とニュージーランドドル/円の76%、9日のユーロ/円の81%やニュージーランドドル/円の76%、12日の米ドル/円と英ポンド/円の76%など、2月は前半に複数の通貨ペアで陽線の出現確率が陰線の出現確率を大きく上回る「円安」アノマリーの日が確認できるので注目です。
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ところで、2月は一部の市場参加者の間で「米国債の大量償還と利払いで円高になりやすい」というアノマリーが話題になることがあります。これは、世界でもっとも米国債を保有している日本の投資家が、償還と利払いで得た米ドルを日本円に替えるため、米ドル安・円高になりやすいと考えられていることが原因のようです。
そこで米ドル/円の2月の月足をあらためて確認すると、過去20年間では陽線の出現回数が7回、陰線の出現回数が13回と、確かに「米ドル安・円高」となった回数のほうが多かったことがわかります。

ただし、個人的には20回中14回以上、確率的には70%以上の偏りがなければアノマリーではないと考えているため、「2月の米国債の大量償還に伴う円高アノマリー」は、過去20年においては確認できないと言えます。
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英ポンドは「5日と24日の英ポンド安」や「12日と18日の英ポンド高」に
注目。スイスフラン安のアノマリーも同時発生する12日は特に警戒を!
そのほかにも、日足で注目しておきたい通貨があるので紹介します。
まずは米ドルです。
以下の表は先ほどと同じように、過去20年間における米ドルが絡んだ主要な通貨ペアの2月の日足を数え、日別の「陽線」の出現確率をまとめたものです。

これを見ると、外国為替市場でもっとも取引されているユーロ/米ドルは9日と25日の陽線の出現確率が80%台と高い「米ドル安」、米ドルが基軸通貨の米ドル/スイスフランは陽線の出現確率が10日は81%、12日は90%で「米ドル高」になっていることなどが確認できます。
特定の日に米ドルが絡んだ複数の通貨ペアにアノマリーが出ているケースは少ないものの、個別の通貨ペアではアノマリーがあるため、ぜひトレードの参考にしてください。
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次は、過去20年間における英ポンドが絡んだ主要な通貨ペアの2月の日足を数え、日別の「陽線」の出現確率をまとめたものです。

これを見ると、2月の英ポンドにはアノマリーと呼べる偏りを確認できるタイミングが散見され、その中でも全体的には「5日と24日の英ポンド安」、「12日と18日の英ポンド高」などは注目です。
また、以下の表は過去20年間におけるスイスフランが絡んだ主要な通貨ペアの2月の日足を数え、日別の「陽線」の出現確率をまとめたものの中から8~14日の期間を抜粋したものですが、英ポンド高が確認できる12日は上述の英ポンド/スイスフランだけでなく米ドル/スイスフランでも90%など、多くの通貨ペアで「スイスフラン安」となっています。

このことから、「英ポンド高とスイスフラン安」のアノマリーが同時に発生している12日は、特に注意しておきましょう。
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2月の株式市場はカナダと中国に注目! 春先から続く米国の
株高アノマリーを見据えた、投資戦略を練る好機にも!
次に、為替の動向にも影響を与える株式市場の2月のアノマリーを紹介します。
下の表は主要な株価指数の過去20年間の月足を調べた中から、2月に注目したい株価指数の「陽線」の出現回数と「陰線」の出現回数をまとめたものです。

これを見ると、2月はカナダのS&Pトロント総合指数と中国の上海総合指数で、陽線の出現回数が20回中14回と多い「株高」のアノマリーがあります。
特に、中国では例年2月ごろに春節(旧正月)の連休があり、これに伴って経済活動が活発化するため、株価が上昇しやすいとも考えられます。今年の春節休暇は2月15日(日)~22日(日)の予定で、その間の16~20日は株式市場も休場となり取引できる日数は限られますが、強い動きが期待できそうです。
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また、翌3月から4月にかけては2カ月連続でNYダウとナスダック総合指数に、4月から5月にかけては2カ月連続でS&P500にと、春先にかけて米国の代表的な株価指数に「株高」アノマリーが確認できます。
そのため、2月はカナダや中国の株式市場の動向に注目しつつ、3月以降の米国の株高を見据えてトレードの戦略を練るのも良いでしょう。
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ロンドンフィックス前後から東京仲値までのユーロ/円買いトレードで、
10年間に100万円超えの利益を出せたことがメタトレーダーの検証で判明!
最後に、FXの自動売買(システムトレード)も可能なメタトレーダー(MT4やMT5)のバックテスト機能を使って、ユーロ/円のトレードをシミュレーションしたところ、有益な結果が得られたので紹介します。
シミュレーションの条件は、火曜日~金曜日の日本時間午前1時にユーロ/円で1万通貨の買いポジションを建て、翌営業日の9時53分に決済するトレードを2014~2023年の10年間、繰り返すというものです。
つまり、英国の夏時間と標準時間は考慮していないものの、おおむねロンドン市場の仲値に相当するレートが決まる「ロンドンフィキシング(LONDON FIXING)」から、東京市場の仲値が決まる時間までポジションを持つとどうなるかを検証した結果です。なお、損切りは80pipsで設定しており、仮に建てたレートから80銭(0.8円)下落したら、9時53分を待たずに決済する方針を採用しています。
以下が、そのシミュレーション結果と収益の推移をグラフで表したものです。

これを見ると、収益はきれいな右肩上がりで増えており、1万通貨だけのトレードにもかかわらず、結果的に10年間で106万円のプラスが発生したことになります。
この中には概算のスワップポイント収益も含まれていますが、ユーロ圏と日本の金利差からユーロ/円の買いポジションにマイナスのスワップポイントが発生していた時期も相応にあったことを考えると、非常に有効なトレードだったと思います。
決して高いとは言い切れませんが勝率も57.4%で、シミュレーションからは「ユーロ/円はロンドンフィックス前後から東京時間の仲値にかけて上昇する確率が高く、買いポジションの保有を長期的に繰り返すことで利益を上げることができる」という結果が得られました。
現在、私はメタトレーダーでEA(エキスパート・アドバイザ)と呼ぶ自動売買プログラムを稼働させ、このトレードを実施しています。興味のある人はぜひ、試してみてください。
今回紹介したデータが、2月のFXトレードの参考になれば幸いです。次回は2026年3月のアノマリーを紹介しますので、お楽しみに!























