目次

はじめに

第１章　【原点】　経営マインドを育てて、会社に頼らない生き方を実現する

「世の中の仕組み」を考える着眼力を鍛える
ビジネスは机上から生まれない。ヒントは目の前にある
「体験」の積み重ねから質の高いアウトプットは生まれる
自分で意思決定できる仕事を増やしていく
自分の“損益計算書”を意識する働き方をする
お金がお金を生む“生きたお金の使い方”をマスターする
会社以外の「第三の場所」を持つ生き方
人生も事業もリスクはつきもの。ならば、リスク愛好家になればいい
“考える”ことは、時間軸を四次元に変えていく
本当に生きた人脈とは「広く、浅く」でいい
会社をつくることは、最高の自己実現法だ
タフに働き続ける秘訣は、好奇心にあり ── 120％の力で働ける理由
アイデアは一瞬の閃き ── 未来を「見える化」する
自分が思いつくことは、１年経てば世界の誰かがやっている
「買い手よし、売り手よし、世間よし」近江商人に学ぶ「三方よし」の理念

第２章　【起業】　小さく生んで大きく育てるビジネスを立ち上げる

成功するベンチャーの方程式＝得意分野×IT×世の中の役に立つ
ニッチとシェアリングで、新たなマーケットを生み出す
小さく生んで大きく育てる ── マーケット開拓のプロセス
ギャップがあるところに、新規事業の芽は生まれる
持たざる者はキャピタルゲイン拡大を目指せ
経営の原動力は、ビジネスモデルより“情熱”ありき
イノベーションの始まりは「あったらいいな」にあり
一代目社長のマインドが圧倒的に強い理由
不況を大チャンスに変える企業のつくり方

第３章　【成長】　「信用力・資金調達力・ブランド力」のエンジンを磨く

本当にいいビジネスは勝手に大きくなる ── 「雪だるま式」経営のすすめ
１人でやることには限界がある ── 社員の力の引き出し方
「信用力・資金調達力・ブランド力」で成長サイクルを加速させる
マンパワーに依存しすぎないビジネスモデルの背骨
経営アドバイザーは社外の人材に求めよ
キック＆ラン戦法で、とにかく前進あるのみ
挑戦と撤退は、同じくらい重要な決断だ
インターネットで完結させない。リアルなビジネスが強い理由
「売れ残り」を生まない優先順位を決めた営業スキーム
「もったいない」の発想でビジネスは無限に掘り起こせる
リーマン・ショックを乗り切った脱出ストーリーの「転換力」
3.11震災による危機を乗り越えさせた、ピンチをチャンスに変える教訓
安定化の土台となる黄金の顧客比率 ── ナイアガラ型から、滑り台型へ

第４章　【変化対応力】　変わり続けることが、企業の生命線を握る

周辺マーケットを取りにいけ ── 貸し会議室から、宴会・ホテル業への拡大
テクニックより“サプライズ”で攻めるビジネス交渉術
失敗の経験が、次のチャンスをつかむ原動力となる
会社を強くするのは、アウトソーシングより内製化
みんなが反対する分野にブルーオーシャンは隠されている
異業種参入者であることを恐れる必要はない
TKP最大の成長力とは、変化対応力にある
世界展開を見据えたニューヨークへの挑戦

第５章　【未来】　まだ見ぬ世界の新しい価値をクリエイトせよ

日本を変えるのは大企業ではなく、ベンチャーマインド
圧倒的に強いビジネスは「インフラ創出事業」
議論を尽くしたとき、アイデアが降りてくる ── TKPの会議術
組織運営は「凧揚げ」理論で考える
お金は期待しない、事業には期待する
縦の糸と横の糸を張り巡らし、伸びる組織をつくる
目指すはB2Bに特化したミドルクラスの世界的ホテルチェーン
会社の伸びしろは、社長の情報量と思考量で決まる
運がいいと言われる経営者は、少年の心を持っている
経営者に必要なのは、世界をクリエイトするアーティスト思考
10年後も生き残る奇跡を「必然」に変える力

おわりに

著者

河野貴輝（かわの・たかてる）
株式会社ティーケーピー代表取締役社長。1972年大分県生まれ。1996年慶應義塾大学商学部卒業後、伊藤忠商事株式会社為替証券部を経て、日本オンライン証券株式会社（現・カブドットコム証券株式会社）、イーバンク銀行株式会社（現・楽天銀行株式会社）の立ち上げに参画。最先端のITと金融事業を経験し、イーバンク銀行では執行役員営業本部長などを歴任。
2005年８月15日株式会社ティーケーピーを設立し、代表取締役社長へ就任。空間シェアリングビジネスの先駆けとして、独自のインフラネットワークを構築しながら現在国内外1,800室、13万席を超える直営会議室を運営するまでに規模を拡大させ、そして2017年３月に東京証券取引所マザーズ市場へ上場。
多様化するお客様のニーズに対応するため、貸会議室事業から派生する料飲・ケータリングやレンタル、ハイブリッドな宿泊施設の運営事業なども展開し、「空間再生流通企業」として、高付加価値な空間の提供でさらなる成長を目指す。