目次

まえがき

序章　なぜ、主婦がわずか６年半で300億もの借金を返済できたのか？

なぜ、MBOだったのか？
以後、順調に経営は回復、新しい出会いにも恵まれて
会社は社会のもの、地域に貢献できる企業に

第１章　奇跡を起こした５つの信念

八方塞がりでも天井は開く ── 覚悟
60点で走る ── スピード
なぜMBOを成功させることができたのか？ ── 意識改革
多くの部署を経験しながら、経営者意識を育成 ── 教育
「ありがとう」は魔法の言葉 ── 感謝

第２章　営業利益の理解と数字の勉強をしてもらう

数字の勉強
きれいごとの前に、まず店を黒字に
勝負は５年で
まず掃除から ── 誰でも会社は黒字にできる
銀行様から多額のお金を借りるには、日頃の小さな信用から

第３章　スピードを持って人を育てる

一つの部で100点よりも、複数の部署で60〜70点を
部下を育てるとは、部下へ愛情を持って指導。「自信」を育てること
困った時、助けてくださる方が現れる
人は苦しい場面で育つ
読書を習慣づけて、スピーディーな人材育成を
会社に合う人に入社していただく
組織の発展には外部からの人材も必要になる
頑張る人を評価する

第４章　現場力を鍛える

即断即決のスキルの身につけ方とは？
片づけは空間以上の物を持たないことが基本
効率のいい仕事の仕方
やりたくないことを頑張ると、すべてうまくいく
仕事は１日か１週間と期限を決めて
スピードがあれば、どんな天才とでも戦える
会議を集中させると、すべてがスピーディーに進む
現場主義を貫けば、真実が見えてくる
変革の時代、出世する方法はいつの時代でも同じ
論点が明確な資料作りが仕事の効率性を高める

第５章　リーダーとしての心得

人の本当の魅力とは？
敵だらけでもなんとかなる
自ら渦巻きを起こして、全体の「気」の流れを変える
「片づけ」が筋肉質の会社を作る
2フロアを１フロアにまとめて、仕事の効率を格段にアップ
何歳になっても学び続ける
大学院での学びの目的①　ロジカルな経営
大学院での学びの目的②　異業種の方々との交流
大学院での学びの目的③　自ら学び、考え、行動する
仕事は厳しく、でも楽しく
経営は全体最適で考える
トップを務めるには、嫌われる覚悟を

第６章　心を磨くことで運（人）を引き寄せ流れを変える

幸せな心がイノベーションを起こす
楽天的な性格はこうして作られた
自家発電の女
人生を終えようと思った日を経て芽生えた経営者としての覚悟
人生は魂を磨くための修行
苦しい場面から逃げない
ストレスを抱え過ぎる前に好きなことを
いつ死んでもいい覚悟を持ちながら生きる
「心を一つに」
社会を変える力を持つ女性が働き続けるために

第７章　次世代のリーダーたちに話しておきたいこと

現場から生の声が届くように風通しをよくする
明確なルートを示せば、スピード感のある仕事ができる
スケジュールは逆算で計画を
何千枚もの書類から、なぜ不備を見つけられるのか？
スピーチは原稿を見ず、自分の言葉で行う
「企業は人なり」の第一歩は、自分を磨くことから
仕事は任せるが、決して放任はしない
さらに自分を高める
わかりやすく、伝わる言葉で話す

あとがき

巻末資料

著者

清川照美（きよかわ・てるみ）
株式会社タイヨー　取締役副社長
元東証二部上場の（株）タイヨー（当時売上高1,240億円）２代目の妻として主婦業に勤しんでいたが、同社の監査役や取締役として経営に参画するようになる。関連会社の清和インターナショナル株式会社代表取締役として、新業態ONLYONEの発足、焼肉店クムヨンや酒販店ベリーマッチの立て直しに貢献。2013年には率先してMBO（経営陣による株式取得）を進めてタイヨーのスピーディーな社内改革を実現させた。６年半で300億円の借金を返済するなど経営手腕を発揮した。2019年慶應義塾大学大学院経営管理専攻の修士課程修了。現在も司令塔として（副社長室・財務経理・情報システム・人事・総務・販売促進・開発・青果物・アパレル）管掌、タイヨーの改革を進めつつ、一般財団法人タイヨー財団理事長、ケア・サポーターズクラブ鹿児島会長を務めるなど地域貢献にも尽力する。